3【なぜ僧侶になるのか】
そもそも、山峡の人里離れた小さなお堂でひとり仙人のような生活しつつ、座禅を実践したり、題目や念仏を称えたり、滝に打たれたり、写経や読経したり、護摩焚きしたりして•••。仏教に精神的豊かさを求める。
「確かに憧れますね」
しかし、そのような仙人のような生活し、修行をするだけならわざわざ僧侶になる必要性はありません。
いわゆる「修行」をして自己鍛錬をする事で「生きる喜び」を求めるのであれば、寺院や宗教団体の座禅会や滝行会や勤行会などに参加すれば良いだけの事です。わざわざ僧侶になる必要性はありません。
僧侶になるという事は、仏の教え、宗祖の教え(いわゆる『法』)を人々に伝えるとともに社会奉仕•社会貢献に努めるという事。その結果、御布施を頂けるのです。
合掌
2【僧侶?住職?お坊さん?】
「僧侶」とは、出家し仏門に入り修行をしている人。
寺院で修行を積むことはもちろん、定められた厳しい戒律を守らなければなりません。
「お坊さん」は僧侶を指していて、親しみを込めた呼び方になります。
「住職」とは、お寺の代表者として、管理や維持運営なども行う僧侶を指します。
住職は原則、ひとつのお寺に一人だけで、住職に次ぐ地位の僧侶は副住職ですね。
会社に例えるならば社長・副社長のような責任者ということになります。
寺族でない私がどうすれば「住職」になれるのか?いよいよ下調べと行動の開始です。
合掌